絶景街道を駆け抜ける
各情報は2016年10月時点の情報です。変更となる場合がございます。
名峰・富士と駿河湾の美しき自然に育まれた
時代の面影を色濃く残す風景をたどる
富士山を望む「薩た峠」からの景色。国道1号線と東名高速道路、東海道本線が交錯するポイントでもある
駿河湾沿岸を走る国道1号線。澄んだ空気のなか、凛とそびえる富士山の雄姿を眺めながらの湾岸ドライブは、実にすがすがしい。
富士川河口付近の静岡市清水区から駿河区までの国道1号線周辺は「駿河2峠6宿風景街道」と呼ばれる一帯。東名高速道路や東海道新幹線などが並走する街道で、交通の要衝として海岸線だけでなく、中心市街地も抜けていく。
趣深い景観が続くなか、見どころは歌川広重の浮世絵の代表作、東海道五十三次「由井」にも描かれた「薩た峠」。往時と変わらない、素晴らしい景観が広がっている。 国道1号線を西に向かって、国道149号線・150号線方面へと進めば、世界遺産に登録された富士山の構成資産である「三保松原」の美しい景色にも出会える。清水港のベイエリアからも近く、海の幸を味わうのもいいだろう。
駿河湾で水揚げされた旬の魚とともに、雪をいただく富士の絶景を心ゆくまで満喫したい。
桜えび天日干し場(静岡市清水区)
春は3月下旬~6月上旬、秋は10月下旬~12月下旬に富士川河川敷をピンク色に染める桜えびの天日干しの風景。出漁翌日の晴天の朝に行われる。[問い合わせ]由比港漁業協同組合
☎054-376-0439(テープ案内・14時以降)
ショッピング、映画、グルメ、イベントが楽しめる、清水港にあるテーマパーク。「清水すしミュージアム」もある。
歌川広重の浮世絵の名作「東海道五十三次」のほか、「名所江戸百景」なども収蔵する美術館。版画体験コーナーなども。
歌川広重の浮世絵の画題にもなった老舗。茅葺き屋根の店内でいただく自然薯と自家製みそを使ったとろろ汁が抜群の味。
静岡市にある東海道の6つの宿場(蒲原、由比、興津、江尻、府中、丸子)に、江戸時代には難所といわれた薩た峠、宇津ノ谷峠を合わせて街道の風情ある景観が楽しめる。景観そのものが歴史や文化を現代に伝えることから、選定された。
(静岡県静岡市清水区・葵区・駿河区)