絶景街道を駆け抜ける
各情報は2016年11月時点の情報です。変更となる場合がございます。
8つの島と9つの橋
瀬戸内海に浮かぶ島と橋とが織りなす絶景
因島大橋塔頂から望む向島。橋の下を船がゆったりと行き交う
広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ西瀬戸自動車道を中心としたルートを走る「しまなみ風景街道」。島と内海、橋梁が織りなす情緒豊かな眺望は「橋の美術館」とも呼ばれ、見る人を圧倒する。
本州側の起点となる西瀬戸尾道インターを進み、新尾道大橋を渡ると、ひとつ目の島、向島に入る。さらに国道317号線を南西へ進むとそこは、中世に活躍した村上海賊ゆかりの因島。
異なった特色をもつ各島。レモン生産量日本一を誇る生口島では、島全体に点在する野外彫刻をめぐるのも楽しい。また、大島の道の駅「よしうみいきいき館」で味わう新鮮な魚介類もおすすめだ。
しまなみ海道の最後の橋「来島海峡大橋」。眼下に広がる来島海峡の潮流は日本三大急潮のひとつとして知られる。来島海峡展望館から眺める雄大な瀬戸内海と橋、その下をゆったり進む船。調和のとれた見事な景観をゆっくりと眺めて旅を締めくくろう。
来島海峡展望館(今治市)
日本三大急潮のひとつ来島海峡と来島海峡大橋を眼前に楽しめる絶景スポット。館内には架橋技術を紹介する展示室も。
全国的にも珍しい城型史料館。瀬戸内海で最大の勢力を誇った村上海賊ゆかりの甲冑(かっちゅう)や刀剣、古文書などを展示。
生口島全体がアートスペースに。点在する17点の野外彫刻は手でふれて楽しむことも。写真は「うつろひ/宮脇愛子」。
映画のロケ地などとして有名な尾道と、タオル生産でおなじみの今治をつなぐ、海沿いを主に走るルート。その中心は、島々を橋でつなぐ「瀬戸内しまなみ海道」。国宝・寺社仏閣のみならず、アートやグルメも堪能できる。
(広島県尾道市、愛媛県今治市・上島町の2市1町)