日本海追分ソーランライン

自然が織りなす大パノラマ
北の日本海沿いを走る旅へ

北海道・函館から小樽までの津軽海峡と日本海沿いを走る国道２２８号→２２９号→５号は「日本海追分ソーランライン」と呼ばれ、道南屈指の絶景シーサイドルート。約４６６キロには松前や江差、積丹半島、余市などの観光名所が並ぶ。

かつて松前藩が置かれた北海道最南端に位置する松前から日本海を眺めながら北上し、江差へと向かう。江戸から明治にかけ、ニシン漁と北前船の交易により栄華を極めた街だ。幕末の動乱の地でもあり、色濃く残る歴史と文化を感じさせてくれる。

江差から北上するドライブ中は真っ青な日本海から立ち上がる奇岩の数々が目をひく。せたな町には親子熊岩や三本杉岩など多くの景勝ポイントが点在。
積丹半島では「積丹ブルー」と称される美しい海と奇岩、道沿いに生い茂る濃い緑、少し足をのばせば神威岬の絶景も楽しめる。黄昏どきには日本海へ赤く燃え落ちていく夕陽が心に刻まれるはず。

ウイスキーで有名な余市から旅の終点となる小樽までは約30分。壮観な自然と歴史に触れられる初夏の北海道を満喫したい。