絶景街道を駆け抜ける
各情報は2021年08月時点の情報です。変更となる場合がございます。
秋色をまとった奥出雲を走り抜け
神話の舞台の主役となる
奥出雲おろちループ 【通行時間】24時間 【通行料金】無料
とぐろを巻くかのような
日本最大規模の二重ループ
「その目はほおずきのように赤く、八つの頭と尾を持ち、八つの丘や谷を覆う巨大な体で娘を喰らう」というヤマタノオロチ。その恐ろしい大蛇がとぐろを巻いて這っているかのような、ユニークな道がある。神話のふるさと・奥出雲にある「奥出雲おろちループ」。国道314号の坂根から三井野原を結ぶ約23 60mの区間で、高低差105mを一気に駆け上る日本最大級の二重ループ方式の道路だ。
例年、10月下旬からは紅葉が見事。観光を兼ねて出かけるにはもってこいだ。JR「出雲板根」駅を過ぎると、上空に「三井野大橋」の赤いアーチが見えてくる。トンネルをくぐれば、いよいよループの始まりだ。上空に現れた二重目のループを見上げながら進んでいくと、いつしかループの上段へ。標高約700mの「道の駅 奥出雲おろちループ」に車を停めて展望を楽しみたい。秋の陽光に照らされた山々は神々しく、神話の世界を彷彿とさせることだろう。
旅のクライマックスは、最初に見上げた三井野大橋。堂々たる風格で谷をまたぐ姿に大蛇伝説を思い描きながら、悠々と車を走らせたい。
奥出雲たたら製鉄及び棚田の文化的景観
奥出雲の景観に見る 培われてきた先人たちの知恵
伝統的な製鉄技法である「たたら製鉄」を、世界で唯一、今に継承する奥出雲町。砂鉄の採取によって生まれた跡地は棚田として再生され、「仁多米」が誕生。こうした一連の営みと固有の文化的景観が国選定重要文化的景観に認定され、町の至るところでその文化に触れることができる。
国の名勝・天然記念物に指定されるV字渓谷。絶壁と谷底の折り重なる巨岩が特異な景観を見せる。2013年に「舌震“恋”吊橋」とバリアフリー遊歩道が全開通。車いすでの通行も可能になった。
店主兼料理長は2018年料理マスターズブロンズ賞を受賞。奥出雲和牛や野菜、仁多米といった地域の旬の恵みを、豊かな自然を感じながら味わえる。見た目も美しい日本料理の粋を堪能したい。
二重ループの頂上にある道の駅。地元の名産品が揃う。敷地内は散策ができ、展望台から絶景が見渡せるほか、向かいにある「鉄の彫刻美術館」は見学無料。宿泊施設「星降るロッジ」も併設。
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