ニライ橋・カナイ橋
（沖縄県道86号南風原知念線）

歴史と伝統・文化の宝庫
海・空・森を仰ぐ絶景ロード

沖縄本島南部の東海岸に位置し、世界文化遺産である「斎場御嶽」をはじめ多くの史跡や文化財を有する南城市。東には琉球開びゃくの島とされる久高島があり、一帯が琉球の歴史と伝統・文化を今に伝え、神秘のパワーを体感できる場所として注目されている。今回の主役は、壮大な自然を一挙に感じることができる「ニライ橋・カナイ橋（ニライカナイ橋）」だ。
海に向かって大きなカーブを描く全長約1.2㎞の 大橋 。ニライカナイとは太陽が昇る方角、東の海のかなたにあるとされる理想郷を意味し、自然への畏敬の念が込められている。那覇から高速道路で約50分。南風原南ICを下り、県道86号線を東へと向かうこの道路は、“ニライカナイへの道”とも呼ばれている。
約4㎞走れば、橋の入口付近に到着だ。トンネル手前の脇道に車を停めて展望台へ。広がる真っ青な海と空の絶景に、思わず息をのむ。夏の思い出として写真に収めたら、いよいよその風景へと飛び込む番だ。海へと導かれ、南国に吹く風と一体になって車を走らせる贅沢なひととき。ゴールの知念岬公園まで、その贅を堪能したい。