絶景街道を駆け抜ける
各情報は2025年11月時点の情報です。変更となる場合がございます。
黄金の並木道を駆け抜ける、秋色の甲州街道ドライブ
甲州街道(八王子市区間)
約4キロに渡り700本のイチョウが色付く
甲州街道沿い、八王子市・追分町から高尾駅前にかけて約4キロに渡って続くイチョウ並木。
秋の訪れとともに、763本・約770本とも言われる銀杏が鮮やかな黄金色に染まり、街道一面を柔らかな光で包み込む。
この並木は、1929年(昭和4年)、多摩御陵(大正天皇陵)造営を記念して植樹されたのが起源。以来、地元の秋の風物詩として親しまれてきた。
例年、色づきは11月初旬から始まり、11月中旬~12月上旬頃に見頃を迎える。
並木道を車でゆくドライブはもちろん、歩道橋や歩道に降りて銀杏の絨毯を踏みしめながら進む散策もおすすめだ。
歩道橋から見下ろす黄金のアーチは、まるで別世界への入り口のよう。
また、「八王子いちょう祭り」が色づきにあわせて開催され、地域が一帯となって秋の賑わいを演出する。
交通の便もよく、JR・京王線「高尾駅」からすぐ。車で訪れる場合は、甲州街道沿いの各所からアクセスでき、
並木の入口付近には歩道橋や交差点が設置されているため、車を降りて撮影を楽しむ拠点も確保されている。
高尾山
静寂と祈りが息づく“身近な霊山”へ
甲州街道並木道からほど近く、高尾山は標高599mながら豊かな自然と信仰の空気に満ちた“都市に一番近い霊山”として、年間300万人以上が訪れる人気の山だ。
山内には、天狗信仰でも知られる真言宗智山派の名刹「高尾山薬王院」が鎮座。登山道の中腹に構える荘厳な山門をくぐると、杉木立に囲まれた参道が続き、祈りの鐘が静かに響く。
奥之院への石段を登り切れば、眼下には多摩の山々が広がり、空気も一層澄んで感じられる。
登山ルートは1号路〜6号路、稲荷山コースなど複数あり、体力や趣向に応じて選べるのも魅力。ケーブルカーやリフトを使えば、初心者や子連れでも無理なく自然と信仰の空間に触れることができる。
特に秋の紅葉や初夏の新緑の時期は格別で、彩りの中にそっと佇む仏像や祠に、時の流れがふと緩む。山頂では都心を望む眺望が広がり、天候に恵まれれば富士山の姿も遠望できる。
下山後は、麓に点在する蕎麦の名店や土産処、足湯施設でひと休み。自然と信仰と食が融合した、心と体に優しい小さな旅路がここにはある。
東京都八王子市高尾町
常時開放・無料(荒天時は注意)
ドライブコンサルタントでは掲載のプランをベースにあなたの旅行プランをつくることができます。