絶景街道を駆け抜ける

各情報は2025年12月時点の情報です。変更となる場合がございます。

白い道(宗谷)

白亜の道を風が渡る、最果ての丘陵を駆け抜けて

  • 北海道

白い道【通行期間】例年6月~10月下旬頃 ※冬季通行止め

貝殻きらめく白い道、風と光が踊る北の大地へ

日本最北の地・宗谷岬から車でおよそ15分。宗谷丘陵のなだらかな起伏を縫うように続く1本の白い道が、旅人の心を誘う。全長約3km。アスファルトではなく、砕いたホタテ貝の殻を敷き詰めた真っ白な未舗装路――通称「白い道」だ。
眼下にはコバルトブルーのオホーツク海が広がり、背後には風車が並ぶ丘陵地帯が連なる。道の両脇には夏は緑、秋は黄金色に揺れる牧草地が広がり、まるで絵画の中をドライブしているかのよう。特に午後、斜めからの陽光が白い道を柔らかく照らす時間帯は、訪れる者だけが知る静謐な絶景に出会える。
この道はもともと農作業用に整備されたものだが、その美しさがSNSで話題となり、近年では写真家や旅人が全国から訪れる“知られざる北海道の絶景ルート”に。とはいえ道幅は狭く、雨天時は滑りやすくなるため、走行には注意が必要。車を降りて歩く場合も、滑り止めの効いた靴がおすすめだ。
終点の宗谷岬公園に向かえば、日本最北端の地碑や展望台が待っている。ドライブの余韻を胸に、北の風に吹かれながら、静かに立ち止まる時間もまた、この旅の醍醐味となる。

宗谷岬

最北の地に立ち、静かに“日本のかたち”を感じる場所

本州最北端の地・宗谷岬。その先に広がるのは、どこまでも澄んだオホーツクの海と、遠くサハリンの島影。北緯45度31分22秒、ここはまさに「日本最北端の地」として知られ、旅人に特別な実感と静かな感動をもたらしてくれる。
岬のシンボルは、北を象徴する「日本最北端の地の碑」。三角形のモニュメントは“北”の方角を示しており、記念撮影の定番スポットとしても人気が高い。晴れた日には約43km先のロシア・サハリン(旧樺太)を望むことができ、国境を意識させられる場所でもある。
周囲には「祈りの塔」や「間宮林蔵の像」など、北方探検や平和の願いにまつわる碑やモニュメントが点在。極地的な気候に耐えながらも、しっかりと整備された園地からは、厳しくも美しい北の自然と、どこか背筋が伸びるような歴史の重みを感じることができる。
最果ての地に立った瞬間、そこに広がるのは“何もない贅沢”。ドライブの終着点であり、旅の記憶に深く刻まれる静寂の風景が、ここにはある。

北海道稚内市宗谷岬
常時開放・無料(冬季は防寒対策を) 最寄り:稚内駅から車で40分

マップ

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